結婚式の演出:素敵なアート作品ができる、サンドセレモニーとは?
2021.12.16
オリジナリティあふれる結婚式の演出は、多くの新郎新婦やゲストに人気です。今回は、即興的なアート作品を仕上げることができる「サンドセレモニー」についてご紹介します。
サンドセレモニーとは?
サンドセレモニーとは、さまざまな色の砂(サンド)を一つの容器に入れ、即興的にサンドアートを完成させる結婚式の演出です。
色が織りなす模様を楽しむサンドセレモニーは、ネイティブアメリカンやハワイの先住民の文化が由来と言われています。アメリカに定着したのち、日本の結婚式でも取り入れられるようになりました。
砂は一度混ぜると分けられないことから、「結婚した二人が一人に戻ることはなく、これからは家族として共に生きていく」という意味が込められています。日本では「砂合わせの儀」とも呼ばれています。
準備するもの、演出方法は?
演出方法は2つあります。「新郎新婦が二人で砂を入れるパフォーマンス型」と「ゲストに砂を入れてもらって、最後に新郎新婦が砂を入れるゲスト参加型」です。
どちらも用意するものは色のついた砂と入れ物だけ。サンドセレモニー専用のフレームなども販売されています。
新郎新婦のパフォーマンス型
【準備するもの】
2色の砂を用意します。色に決まりはないため、二人の好きな色、ラッキーカラー、会場の雰囲気などに合わせて準備しましょう。思い入れのある土地の砂や、サムシングブルーを取り入れても素敵ですね。配色の良い組み合わせの砂を選ぶのがポイントです。
入れ物はガラスのフレームやボトルなどを用意します。結婚式後もインテリアとして飾ることができるので、お部屋の雰囲気に合わせて選ぶ方もいるようです。
【セレモニーの流れ】
- 1、サンドセレモニーは挙式で誓いの言葉を交わした後に行われるのが一般的です。入れ物を二人の間に置いて、それぞれの砂を一緒に、または交互に注ぎ入れます。
- 2、入れ物いっぱいに砂を注ぎ込んだら、蓋をして完成です。 入れ方によって砂が流れる勢いや量が変わるので、意識せずとも素敵なアートが完成します。
ゲスト参加型
【準備するもの】
4〜5色の砂をゲストの人数に合わせて用意します。ゲスト全員にスプーン大さじ1杯入れてもらうなら、80人で2キロ程度必要です。入れ物によってはもっと多くの砂が必要になる場合もあります。綺麗に仕上がる配色やバランスも考えつつ、入れ物を先に用意してから砂を揃えても良いでしょう。
ゲストにはスプーンでカラーサンドを入れてもらう場合と、小瓶に入ったカラーサンドを入れてもらう場合があります。自分たちの選んだスタイルに合わせて準備をしましょう。
【セレモニーの流れ】
- 1、受付時に、ゲストにカラーサンドを入れてもらう
- 2、挙式前にスタッフが預かり、運ぶ
- 3、誓いの言葉の後、新郎新婦が砂を追加で入れて完成させる
二度と同じ模様は作れないオリジナルでロマンチックなアート作品は、お二人の新しい人生を象徴するものになるのではないでしょうか。
サンドアートを見るたびに結婚式の素敵な思い出がよみがえりそうですね。
唯一無二のアートとして形に残すこともできるサンドセレモニー。お気に入りのボトルやフレームを探して取り入れてみてはいかがでしょうか。