「Pt900」の特徴は?プラチナのお手入れ方法を紹介
2020.04.27
結婚指輪や婚約指輪に使われる素材の中でも、大人気のプラチナ。
プラチナの白くて美しい色合いや純粋性、希少性は、特別な愛の証にふさわしいと重宝されています。
プラチナの指輪を探していると、「Pt900」や「Pt950」などの表記を見たことがあるのではないでしょうか。
この記事では、“Pt”や“900”の意味、プラチナのお手入れ方法について紹介します。
Ptってなに?プラチナの特徴について
“Pt”はプラチナの元素記号です。
日本語では「白金」と表記されるためホワイトゴールドと間違えられることがありますが、全くの別物です。
ちなみに、ホワイトゴールドは日本語で「白色金」といいます。
プラチナの魅力は4つです。
- 変色・変質しにくい
- 柔らかくしなやかな素材なのでデザインしやすい
- 非常に希少価値が高く、他の金属よりも高価
- 日本人の肌に美しく映える
現在は南アフリカ共和国とロシア、ジンバブエ、北米の4ヵ所で採掘されており、原鉱石1トンから3gほどしか採れません。
原鉱石からプラチナ地金になるまでの精錬時間が長く加工が難しいため、必然的に価値が高くなります。
“Pt900”の900が表す意味について
プラチナは純度によってさまざまな種類に分類され、それぞれ価格や特徴が異なります。
- Pt999:純度99.99%の最も純度が高いプラチナ
- Pt950:純度95%のプラチナ
- Pt900:純度90%のプラチナ
- Pt850:純度85%のプラチナ
- Pt750:純度75%のプラチナ
- Pt650:純度65%のプラチナ
- Pt585:純度58.5%のプラチナ
- Pt505:純度50.5%のプラチナ
プラチナジュエリーとして認められるのは、純度85%以上のプラチナです。
この中でもPt900が、日本でいちばん結婚指輪や婚約指輪に使用されています。
Pt999やPt950よりも強度が高いため、傷がつきにくく変形しにくいのが特徴です。
また、プラチナの純度が高いほど価格も高くなります。
プラチナを自宅でお手入れする方法
プラチナの結婚指輪や婚約指輪をいつまでも美しく保つには、日々のお手入れが大切です。
自宅で簡単にお手入れする方法を3つ紹介します。
柔らかい布やセーム革で拭く
ほこりや油分などの汚れはメガネ拭きのような柔らかい布やセーム革で拭くと、ピカピカになります。
プラチナ専用の研磨剤入りのクロスも販売されていますので、使用してみるといいでしょう。
日常的にこまめに拭いてあげることで、きれいな状態を保てます。
中性洗剤につけ置きする
汚れが気になるときは、食器洗い用の中性洗剤でつけ置き洗いしましょう。
中性洗剤とぬるま湯を混ぜ合わせた中にプラチナの指輪を入れて、1時間ほど置いたら水洗いします。
つけ置きしたあとは十分に洗い流して、柔らかい布やタオルで拭き取ってください。
定期的に専門店でクリーニングをしよう
プラチナの結婚指輪や婚約指輪を購入したときの輝きのまま保つためには、ホームケアだけでなく専門店でのクリーニングも活用しましょう。
ほとんどのお店で、購入した指輪を無料でクリーニングや磨き直しをしてもらえます。
特にダイヤモンドがついている場合は、緩みや歪みなどをチェックすることも大切です。
ホームケアとプロによるクリーニングを併用して、いつまでも美しく輝くプラチナの指輪を楽しんでくださいね。