植樹セレモニー:幸せや平和を願う結婚式の演出
2022.03.31
海外で人気の結婚式の演出の一つに「植樹セレモニー」があります。今回は結婚式の演出をお探しの方に向けて、「植樹セレモニー」をご紹介します。
植樹セレモニーとは?
植樹セレモニーとは、「植樹の儀」や「ユニティ・プランティング・セレモニー(Unity Planting Ceremony)」ともよばれる結婚式の演出の一つです。
新郎新婦が木を植え、二人で水を注ぎます。木は子孫繁栄や家族、平和を象徴することから、幸せな家族を育てる意味がこめられています。
同時に、ゲストの方々の幸せや平和を願う気持ちも表されています。日本ではまだまだ珍しいですが、海外では古くから行われているセレモニーです。
当日までに用意するものは?
植樹セレモニーに必要なものは、次の6つです。
- 【土】おふたりにゆかりのある土地のもの用意される方も。発育を良くするため、肥料なども忘れずに。
- 【土を入れる容器 2つ】バケツなどに土をいれておきます。新郎用と新婦用をそれぞれ用意します。
- 【苗木】購入するか、すでにあるものを持ってくる方法もあります。ただし挿し木や植え替えをする際に植物に負担がかかることもあります。心配な場合は、事前に専門家に相談すると良いでしょう。
- 【植木鉢】苗木を植えるもの。余裕がある大きさを選びましょう。
- 【スコップ 2つ】新郎用と新婦用です。
- 【水を入れたジョウロなど 1つ】ジョウロや水差しを使って、おふたりで水を注ぎます。
セレモニーの流れ
ゲスト参加型の場合の流れをご紹介します。植樹セレモニーは挙式や披露宴どちらのタイミングでも取り入れることができます。
1.受付やウェルカムスペースなどに苗木を入れた植木鉢と土を用意しておき、事前にゲストの方に土を少しずつ追加してもらいます。予め植木鉢に入れておく土は少なめにしておきましょう。
2.挙式時に行う場合は、両家のご両親に土を入れてもらっても良いですね。事前に受付には置かず、披露宴中にゲストテーブルを回って土を入れてもらう方法もあります。
3.最後に新郎新婦が土を足し、一緒に水を注ぎます。
植える木はどんな木が人気?
苗木は縁起のいい植物や幸せな意味を持つ植物が人気です。例えば平和の象徴であるオリーブ、幸せを呼ぶガジュマル、永遠を象徴するローズマリー、誠実な愛を表すレモンなど…。
おふたりのお気に入りの植物をぜひ見つけてみてくださいね。新たに築く家庭に、いつも寄り添ってくれる素敵な木になることでしょう。新居にグリーンがあると、それだけでホッと心が和みそうです。
今回は「植樹セレモニー」についてご紹介しました。結婚式の演出のご参考になれば幸いです。