ダイヤモンドの評価を表す4Cとは?横浜元町彫金工房で扱う種類について
2020.04.07
永遠に色あせない輝きを放つダイヤモンドは「宝石の王様」と呼ばれ、結婚指輪や婚約指輪などのブライダルジュエリーとしても大人気。
マリー・アントワネットが愛した宝石としても有名です。
ところが、日常的に買うわけではありませんので、「ダイヤモンドは何を基準に選べばいいのだろう?」と疑問に思っている人もいるでしょう。
これからダイヤモンドのブライダルジュエリーを購入するカップルに知っておいてほしいのが、「4C」の知識です。
今回はダイヤモンドのグレードを表す「4C」とその特徴、横浜彫金工房で取り扱うダイヤモンドの種類についてまとめました。
ダイヤモンドの評価基準「4C」とは?
ダイヤモンドは天然の鉱物であり自然が生み出した宝石で、色味や透明度など全く同じものはありません。
品質を評価する基準として、1950年代にG.I.A(米国宝石学会)が「4C」を開発しました。
カラット(Carat=重さ)
カラットはダイヤモンドの重さのことで、1ct=0.2gです。
カラットが大きいほど高価になりますが、ダイヤモンドの価値はカラットだけでは決まりません。
例えば1個1.0ctのダイヤモンドと0.1ctのダイヤモンドが10個はカラットが同じですが、価値は違います。
1個1.0ctのダイヤモンドの方が希少性が高いため、何倍も高価です。
カラー(Color=色)
D | E | F | G | H | I | J | K | L | M | N・・・Z | |||||
無色 | ほぼ無色 | かすかな黄色 | 薄い黄色〜黄色 |
ダイヤモンドは無色透明と思われがちですが、厳密には23段階の色味に分類されます。
結婚指輪や婚約指輪には、DからHまでの無色のダイヤモンドを選ぶのがおすすめです。
無色透明のDが最高ランクで、黄みを帯びるに従って価値は低くなっていきます。
一方で、カラーは最低ランクのZ以下ですが、最高ランクのD以上に希少価値が高いカラーダイヤモンドもあります。
クオリティ(Clarity=透明度)
VVS | VS | SI | I |
ごくごくわずかな 内包物 |
ごくわずかな 内包物 |
わずかな 内包物 |
内包物 |
ダイヤモンドの透明度を表すクオリティは、インクルージョンとブレミッシュの相対的な少なさで評価されます。
インクルージョンとは内包物のことで、地中で形成されるときに混入した異物や裂け目、割れ目です。
ルーペを使わなければ、ほとんど見つけられません。
ブレミッシュはダイヤモンド表面の擦り傷や欠けのことを示します。
インクルージョンもブレミッシュも見られない純粋なダイヤモンドほど高価です。
カット(Cut=輝き)
カットは美しい輝きや煌めきを決定する要素で、4Cの中で唯一人間の技術に委ねられます。
評価はプロポーションとフィニッシュに分けられ、総合評価は「エクセレント」「ベリーグッド」「グッド」「フェア」「プア」の5段階です。
プロポーションとは全体バランスのことで、フィニッシュは研磨の状態や対称性を表します。
4Cの中で最も重要なのは「カット」
カットは4Cの中で最も重要な基準であり、ダイヤモンドの輝きを最大限に発揮する要素です。
真上から見たときのダイヤモンドの直径や深さ、研磨面、パビリオン(下部の尖った部分)、クラウン(横から見たときの上部)などを総合的に判断します。
カット面同士の角度や対称性がバランスをとれていないと十分に光が反射されず、美しい輝きを放てません。
ダイヤモンドの輝きにこだわりがある方は、最高ランクのエクセレントをお選びください。
横浜元町彫金工房で選べるダイヤの種類
横浜彫金工房では、0.3ct、0.2ct、0.1ct、0.03ctの4通りのダイヤモンドをご用意しております。
ただし、ダイヤモンドプロポーズコースは0.3ctと0.2ctのみです。
0.3ctと0.2ctのダイヤモンドは3種類からお選びください。
- カラー:H/クラリティ:SI/カット:VERY GOOD のスタンダード
- カラー:F/クラリティ:VS/カット:EXCELLENT のハイグレード
- カラー:F/クラリティ:VVS/カット:EXCELLENT のトップグレード
4C全てが最高ランクのダイヤモンドを選ぶと、かなり高価になってしまいます。
予算やデザインなどを考えて、おふたりにぴったりなダイヤモンドを選ぶことが大切です。