新型コロナウイルスによるブライダル業界への影響と、withコロナの結婚式

2020.09.28

新型コロナウイルス感染症の流行により、がらりと姿を変えた私たちの生活。

三密を避けることが推奨されてから、ブライダル業界も大きな打撃を受け続けています。

しかし最近では、人との接触をできるだけ避けたなかで行う、新たな結婚式のサービスが登場し始めていることを、みなさんもご存知ではないでしょうか。

そこで今回は、新型コロナウイルス感染症によりブライダル業界にどのような影響が出たか、そして最近はどのような取り組みが行われているのか、紹介します。

新型コロナウイルス感染症の影響で変わった結婚式

三密の推奨・自粛により、キャンセルが続いているとニュースでも頻繁に報道されていた結婚式場。

公益社団法人「日本ブライダル文化振興協会」が6月末に実施した、全国106ヶ所の結婚式場を対象にアンケート調査によると、3月から4月までの期間だけで、およそ17万組の結婚式が延期・中止になったそうです。

年間に結婚式をあげるカップルが30万組と言われていることから、その半数以上に影響が出ていることがわかります。

さらに、4月から6月までの売上高は平均で前の年の1割以下まで低下し、年間の推計市場規模の42%に当たる、およそ6000億円の経済的な損失を受けたといいます。

withコロナの新しい結婚式サービスが登場

感染拡大とともに苦しい状況が続くなか、ブライダル業界では、新しい環境に適用した結婚式を開催する動きが徐々に動き始めています。

結婚式プロデュース会社「あるキューブ」は、新型コロナウイルス感染症の影響で挙式を断念せざるを得なかったカップルに対し、友人・家族などが結婚式の費用を割り勘して負担することで、結婚式そのものをプレゼントできるサービスを開始しました。

さらに他の結婚式場では、ビデオ通話システムを活用したオンライン結婚式サービスも登場。

・従来なら数百万円かかるような結婚式も、わずか数万円で実施できる
・遠方・海外に在住の方、健康状態によって来場が難しかった方でも参加可能

など、オンラインならではの魅力を感じている方も多いようです。

新しい生活様式に適した結婚式のサービスは、まだ登場し始めたばかり。

今後より一層、ユニークなサービスが増えていくことでしょう。

人生にたった1度の結婚式、諦める前にまずは相談を

新型コロナウイルス感染症が流行し始めたばかりの頃には、完全に停止してしまった結婚式の動きも、前述したように最近では新たな動きが出始めています。

人生にたった1度の大切な結婚式。

「新型コロナウイルス感染症があるから、開催はもう無理だ」と諦める前に、まずはサービスを調べたり、式場に相談をしてみたりしてはいかがでしょうか。

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