ホワイトゴールド(K18WG)の特徴やお手入れ方法とは?
2020.05.28
プラチナと同じように人気があるホワイトゴールド。
ブライダルジュエリーといえばプラチナと思っている方は多いと思いますが、ホワイトゴールドの人気も引けをとりません。
見た目が非常に似ているため混同されがちですが、実は全くの別物です。
日本語にするとプラチナは「白金」と書き、ホワイトゴールドは「白色金」と書きます。
今回は、ホワイトゴールドの特徴やお手入れ方法についてご紹介します。
結婚指輪や婚約指輪を購入する前に素材について詳しく知って、お気に入りの指輪を選びましょう。
ホワイトゴールド(K18WG)とは
ホワイトゴールドは、金をベースにしてパラジウムを混ぜて作られた白色の合金です。
純金(K24)は柔らかいため、他の金属を混ぜることでジュエリーとしての硬度を強くしています。
ホワイトゴールド(K18WG)の“K18”は、全体の75%が金という意味です。
残りの25%に銀やパラジウムを混ぜることで白銀色になるため、ホワイトゴールドと呼ばれています。
ピンクゴールドやイエローゴールドと同じように、カラーゴールドの一種です。
ホワイトゴールド(K18WG)の特徴
ホワイトゴールドはシルバーカラーなので、性別やファッションなどに関係なく愛用しやすいのが特徴です。
イエローゴールドやピンクゴールドに比べると、好みを問わないので贈り物にもぴったり。
仕事や冠婚葬祭などのTPOを選ぶ必要がないことも、人気の理由の一つです。
プラチナとホワイトゴールドの違いは?
写真の指輪は、左がプラチナで右がホワイトゴールドのペアリングです。
プラチナとホワイトゴールドはよく似ていますが、性質は全く異なります。
プラチナは、鉱山で採掘したときから白銀色の金属です。
変色や変質しにくく、本来の白いを輝きをずっと楽しめます。
一方で、ホワイトゴールドは黄金色の金属にパラジウムを混ぜることで白く加工した金属です。
ホワイトゴールドも安定した金属のためほとんどありませんが、まれに温泉の成分などと反応して変色することがあります。
また、プラチナに比べると付け心地が軽いため、指に重さを感じたくない人にはホワイトゴールドが向いています。
ホワイトゴールドのお手入れ方法
結婚指輪や婚約指輪を長く愛用していると、しだいにくすみが気になってきます。
ホワイトゴールドの指輪を美しく保つには、日頃からお手入れすることが大切です。
柔らかい布で拭く
指輪には皮脂や汚れが付着しているので、1日の終わりには柔らかい布で拭いてあげましょう。
お手入れするときはセーム革やジェリー専用クロス、メガネ拭きなどがおすすめです。
目の粗いクロスで磨くと傷をつける原因になるので、注意してくださいね。
くすみや変色が気になる場合は専門店でメンテナンス
ホワイトゴールドの指輪を長く愛用するには、プロによる定期的なクリーニングをおすすめします。
ご自宅のお手入れではくすみが取れない、変色や傷が気になるなどの場合は、自分では修復できません。
悩んだときは、まずは購入店に相談してみましょう。
多くのジュエリーショップでは、購入した指輪のメンテナンスやクリーニングに対応しています。
ホワイトゴールドで制作した結婚指輪・婚約指輪を紹介
横浜元町彫金工房は、カップルや夫婦で結婚指輪・婚約指輪を手作りできる工房です。
ホワイトゴールを使用して制作した作品をご紹介します。
こちらは、ホワイトゴールドにダイヤモンドをあしらった婚約指輪です。
こちらは、つちめと平打ちのペアの結婚指輪。
槌目(つちめ)は金槌で叩いて入れる模様のことで、オリジナル感や個性のあるデザインです。
平打ちは表面が平たくシャープなデザインで、すっきりとした見た目をしています。
プラチナよりも淡い色味で、ゴールドの中でも優しい印象のゴールド。
ブライダルジュエリーの素材として、ホワイトゴールドを選んでみてはいかがでしょうか。
デザインや仕上げ、宝石など細部までこだわって、世界に一つだけの指輪を制作してくださいね。