お葬式に結婚指輪はNG!?意外と知らないマナーを解説

2020.04.17

故人を送り出す大切な儀式であるお葬式。

結婚式と同様に、服装にマナーがあるお葬式ですが、結婚指輪のマナーはご存知でしょうか?

「華やかな印象の結婚指輪はNGなのではないか?」
「さすがに結婚指輪は大丈夫では?」

と、判断に迷う方も少なくないことでしょう。

そこで、今回はお葬式での結婚指輪の着用について解説していきます。

結婚指輪にはお葬式でつけて良いものと悪いものがある

結論からお話すると、お葬式に結婚指輪を着用していくこと自体は、特に問題ありません。

ただし、なかには着用を控えるべき結婚指輪があります。

それは、デザインが華やかな結婚指輪。

光沢があまりなく、宝石もついていないプラチナやシルバーなど、銀色の結婚指輪なら着用していても問題ありませんが、ダイヤなどの宝石がついているもの、イエローゴールドなど、金色の結婚指輪は、基本的にマナー違反となるので注意しましょう。

ハーフエタニティ・エタニティリングはNG?

結婚指輪のアーム全体に宝石を施したエタニティリングに対し、半周に宝石を施したものを、ハーフエタニティといいます。

婚約指輪だけでなく、結婚指輪としても人気のこの2つのデザインですが、宝石がたっぷりとついた華やかな指輪のため、お葬式に着用していくのはNGです。

宝石の粒が小さかったとしても、周囲から「派手な指輪を着用している」と認識されてしまうこともあるので、注意しましょう。

お葬式に参列するときの基本的な服装

ここで一旦、お葬式に参列するときの服装をチェックしてみましょう。

男性の場合は、ブラックスーツを着用するのが基本です。

ネクタイ・靴・ベルトは光沢のない黒色のものを選び、ネクタイピンをつけるのは控えましょう。

靴下もシンプルな黒色かつシンプルなデザインのものを選ぶようにしましょう。

女性の服装は、洋装と和装の場合で異なります。

洋装の場合は黒色・濃紺のワンピースを、和装の場合は黒無地の着物を選びましょう。

ジュエリーを着用する場合、ネックレスは真珠のものを選びます。

2連以上のもの、鎖骨より長さが長いものや華やかすぎるものは、お葬式にはふさわしくないデザインのため、注意しましょう。

留め具は、シルバーのものを選ぶのがベターです。

お葬式にピアス・イヤリングを着用するのは問題ありませんが、どちらも派手すぎない真珠タイプのものを選びます。

揺れるようなデザインは基本的にマナー違反となるので、着用しないようにしましょう。

お葬式に参列するときには、結婚指輪のデザインに注意しよう

今回は、お葬式での結婚指輪の着用可否について解説しました。

基本的に、お葬式には装飾品は必要ありません。

「私の結婚指輪は大丈夫かな?」と迷ってしまうくらいなら、外しておくことをおすすめします。

故人を気持ちよく送り出すためにも、服装のマナーを守って参列するようにしましょう。

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