ミル打ちリングの魅力とは?
2021.08.20
ミル打ちとは?
ミル打ちとは、ミルグレインとも呼ばれ、指輪の縁や石の周りなどに小さな玉模様を打ち込む加工方法です。玉模様の一つひとつが光を反射させ、指輪がキラキラと美しく見えることが、魅力の一つです。
語源はラテン語で、ミルは「千」、グレインは「粒」という意味があり、「子宝」「永遠」「長寿」など、縁起の良いイメージが想起されます。
ミル打ちリングの魅力
ミル打ちリングの魅力を、3つご紹介します。
1、クラシカルで上品なイメージ
ミル打ちは、ヨーロッパでは古くから伝わる装飾技法です。アール・デコの時代の装飾品や、アンティークジュエリーに施されているのを美術館などでご覧になったことがあるかもしれません。
そのような印象から、クラシカル、上品、高貴…などのイメージを持たれる方も多いのではないでしょうか。
結婚指輪や婚約指輪にはぴったりのイメージで、ミル打ちの技法が使われるのも納得できますね。
2、傷が付きにくく、目立ちにくい
ミル打ちを施した指輪は、装飾のない平らな部分が少なくなるため、傷が付きにくくなります。さらに、ミル打ちの部分に視線が集まるため、多少の傷があっても目立ちにくいと言われてます。
傷が付いてしまったとしても、アンティーク感が増して味わい深い指輪になります。
3、ダイヤモンドが輝いている様な印象をプラスできる
ミル打ちの表面に光が反射する事で、無数のダイヤモンドが輝いている様な印象をプラスすることができます。
婚約指輪の石枠の部分にミル打ちを施せば、宝石は輝きを増し、元の大きさ以上に大きく見えるでしょう。結婚指輪のアーム部分にミル打ちを施せば、まるでダイヤモンドが埋め込まれているかのように華やかです。
横浜元町彫金工房のミル打ちリング 作品例
横浜元町彫金工房の婚約指輪の中で、ミル打ちを施している作品例をご紹介します。
- 素材:Pt900(プラチナ)
- デザイン:平打
- 仕上げ:クリア
- 素材:K18PG(ピンクゴールド)
- デザイン:甲丸
- 仕上げ:クリア
- 素材:K18YG(イエローゴールド)
- デザイン:平打
- 仕上げ:マット
結婚指輪 特注加工(ミルグレイン)も承っています
結婚指輪の特注加工で、リングの縁や中央にもミル打ち加工を承っております。シンプルな中にアクセントを入れたい方におすすめです。
上記でご紹介した作品は、横浜元町彫金工房で手作りしていただけます。また、先輩作品集では過去に制作いただいた「ミル打ちリング」を多数掲載しております。こちらもデザイン決めのご参考にしていただけたら幸いです。